「今日の散歩道」メール受信者から、この草花は既に受信していますよと、指摘を受ける事が有るので、出来る限り重複を避けるように心がけていますが、、、

彼岸の時期のヒガンバナ、それに続くキンモクセイは自分にとっては,外す事が出来ない特別な存在の秋の花なのです。今年もその香りの季節に成りました。

朝夕の澄み切った空気の元に漂う、甘くてふくよかなキンモクセイの香は、幼少時からの記憶も一気に思い出させてくれます。私の生家の玄関脇には。キンモクセイの大木が有り、高さ7~8mで円筒形に整えられ、この時期の敷地内全域はその甘い香りで包まれ、それは我が家のシンボルツリーでした。

原産地は中国南部の桂林周辺で、日本への伝来は江戸時代ですが。雌雄異株で日本に来ているのは、花が沢山ついて見た目も綺麗な雄株だけです、原産地にある「雌株」には、まばらに咲いた花の後にオリーブに似た形状の実が稔り、寒さに合わせて、濃い紫色に熟してきます。伝聞ですが、食用可でしかも美味しい物だとか。

日本の三大芳香木の内、沈丁花やクチナシは、香りが強すぎ、日本の風土に似合う香りは一歩引いた控えめで高貴な香のキンモクセイ、この時期歩いていると、こんなにも色々な場所に植わっていたのかと気付かせてくれます。

山仲春男