東 明江
手拭いの暖簾(38)お雛様
引き続いて新しい手拭いとの出会いがありました。“お雛様”です。20年来のお友達で我が家の暖簾をいつも興味深く関心をもって見て下さる方があります。街を歩いていてふと手拭い屋を覗くと私のことが思い出されるそうです。そしてお雛 …
手拭いの暖簾(37)鯉の滝登り・群れメダカ
コロナが発生し、流行して5年が経ました。日常生活がかなり制限され、行動の自由がなくなりました。そんな中私は膝を痛め、手術を余儀なくされて入院、回復の途上で反対の膝と腰椎に負担が掛かり、歩行困難になり、ダブルパンチで生活が …
続おぼろげ記憶帖 (15) フランスの医者
かかりつけの小児科の話。医者を見つけてランデブー(予約もランデブーなのです)を取ってもらう。ここまでは言葉の出来ない私はフランス人の秘書に頼みます。熱と咳、食欲の有る無しをメモ書きにして字引を2冊持っていきます。今ではも …
続おぼろげ記憶帖 (14) フランスの犬
キース ヴアン ドンゲンというオランダの画家がいます。女性をこの上なく美しく素敵に描くことで有名な画家です。印象的に残る一枚は豪華なコートを着て、つばの広い帽子をかぶり、ダルメシアンを連れて街を歩く姿です。この画家は帽子 …
続おぼろげ記憶帖 (13) フランスの幼稚園
1960年代、子供を連れて公園に行くと絵はがきのような風景の中でノンビリとベンチに腰掛けて日向ぼっこをしているおばあさんに出会います。そしてたいてい“どこから来たの?何歳?”と聞かれました。シノア(中国)? べトナミアン …
続おぼろげ記憶帖 (12) フランスでの子育て
1960年代、子供を連れて公園に行くと絵はがきのような風景の中でノンビリとベンチに腰掛けて日向ぼっこをしているおばあさんに出会います。そしてたいてい“どこから来たの?何歳?”と聞かれました。シノア(中国)? べトナミアン …
続おぼろげ記憶帖 (11) 未熟なフランス語
日本語は情景・様子・風景などを説明してその後に主語と述語が来ます。フランス語では主語・述語の順、何がどうした!という事が判れば後はとても分かりやすいのです。例えば日本語では“美しい景色を私は見ました” フランス語では”私 …
続おぼろげ記憶帖 (10) Café (カフェ・喫茶店)
街の辻々、5分も歩けばまたカフェ、それほどあちこちにあります。中はカウンターと座席。外には丸いテーブルと座席がビニールの籐編みで重ねて片付けられる椅子がひしめくように置かれています。大抵はおなじみ客が多く、出勤前にun …
続おぼろげ記憶帖 (9) 夜のレストラン
3ツ星ではないけれど素敵なレストランを予約したということにします。予約なしに訪れることはありません。大抵は2人または4人。偶数のテーブルの方が料理人も手順よく都合が良いようです。ミシュランの星付きのレストランでは夜8時で …
続おぼろげ記憶帖 (8) フランスの食事
前夜しっかりとフルコースの食事を済ませた人は朝でも満腹。何時の頃までかクロアッサンとカフェオレをメイドがベッドまで運んでくると聞いていました。これは上流社会のことでしょう。普通は焼き立てのバゲットを朝買いに行くのです。料 …
最近のコメント