寒気厳しいこの時期、「イチゴの木」にぶら下がっていた果実が、黄色から赤橙色に色づいて来ました。これは地中海から西ヨーロッパに広く自生するツツジ科の常緑低木で、一見「イチゴの様な果実」を付けるので、イチゴの木と呼ばれます。昨年の異常気象が影響しているのか、例年に比べ実の数は少ない。

11月頃スズランに似た壺型の花を付け、実が赤橙色に熟すのは、翌年末なので花が咲いてから,延べ13ヶ月もかけて熟す、こんなに時間をかけて熟す果実は、他には有りません。一ヶ月以上は、開花直後の幼い実と、熟した果実が共存するとは、何とも不思議な木です。

生で食べても、殆ど無味ですが、西欧ではジャムに加工されるそうで、日本には戦後渡来したようですが、生果実として美味しくない為か、植栽しているのを目にする事は、殆ど有りません。

山仲春男