千葉在住の兄が、先々の事を考えて墓じまい・生家の仏壇じまいをしたいとの事で、奈良の田舎に行って来ました。 昨日早く出発して気に成っていた家裏の草刈り。

セイタカアワダチソウ・ヌスビトハギが混在して、それらが背丈を上回る草むらでの、草刈り機での作業は通常時の3倍位時間がかかって、炎天下での汗まみれの作業になりました。

漸く作業を終えて、庭の片隅に目をやると、なんと温州ミカンがぶら下がって居ました。

古木に成って、年々実の付きが悪くなり、枯れている枝も多いので全く期待していなかったのに、サイズは小さいものの健気に実を付けていました。

若木の内は、内部の白い袋のせいで口触りも良くありませんが、古木になる実は袋も気に成らず甘味と酸味のバランスが絶妙で作業で火照った体に沁みこんでいく味わいでした。

お墓も仏壇もなくなり、故郷は遠くなりにけりの心境です。

山仲