小雨模様の天候が続く中、今日はエアポケットの様に貴重な晴れ間となり、大阪南部
地域の社寺仏閣巡りを楽しみました。

私の主目的は、「早春の妖精」と称される「セリバオウレンの花」、それは富田林市
の雑木林の落ち葉の中でひっそりと咲いていました。キンポウゲ科オウレン属の植物で雌雄異株、花径は1cm以下、セリの様に切れ込みのある葉が名前の由来となっています。

オウレンという響きに、聞き覚えが有る方もいるかと思いますが、根は乾燥させて漢方薬に使われる、重要な薬草です。

旅の最後はだんじり祭りで知られる岸和田市で、天守閣の眺望を楽しみ今日の締めくくりとしましたが、元々この地は「岸」と呼ばれていて、楠木正成の一族の「和田氏」が14世紀前半に城を築いたのが、岸和田の地名の始まりとの事で、初めて知りました。

山仲春男