退職を機会に、体調管理目的で始めた、自宅近所の公園での早朝ウォーキング。
ほぼ同世代、比率で言えば7割以上が、所謂オバちゃん達ですが、夏休みの時期は孫を同行したりする人もいて、ラジオ体操の始まる時間帯には150人位、今の時期は7~80人位の参加者です。
僕は目覚めと同時に出発、薄っすらと夜が明けて来る静かな公園の空気感が好きです。今朝もいつも通り時間を過ごしていると、呼び止められ「山仲さん、房に成った花をつけている、公園の反対側にある大木は何と言う名前ですか?」との質問、仲間数人で、何と言う木かしらと話題になっていたとか。
滅多に足を踏み入れる場所じゃないので、知らないと言うと、その現場まで連れていかれました。
全く見知らぬ大木でした、持ち帰って調べる為に、見上げて、朝陽に輝くそのタネ鞘と幹を撮影したのが添付の写真です。
昨年身近な草花の本を出版、親しくしている数人に差し上げたので、ウォーキングに来て居る人達の間で、あの人は花に詳しいという事で、冗談を込めて「博士」と呼ばれています。公園内の花の名前を聞かれたり、自宅周辺で撮影してきたスマホの写真で答えを求められる事も度々です。

さて、資料でチェックしたところでは、写真の木は、「シナサワグルミ」中国北部を原産とするクルミの一種で、成長が早いので公園や街路で緑陰を作るのに役だち、中国では並木として植樹されている落葉高木、成長すると25m 幹の径は1m以上の大木に育つ。
日本への渡来は明治初期、秋には実が育ちプロペラ状の羽を回転させて種が飛びかい、実生の苗が育ち各地で自生している様で、この近辺では六甲山麓で多数大木に成長している様です。明朝彼女に報告予定です。

山仲春男