昨日のチガヤと同じく、この「コバンソウ」もイネ科の植物です。 チガヤは日本在来種の野草、このコバンソウは地中海沿岸地域が原産のもので、日本への移入は観賞用として明治時代初期に渡来したものです。

それが野生化して関東以西に分布し、何故か離れた秋田県能代市で自生が確認されています、世界の温帯域に広く分布している様です。

和名は、小判に似た姿からコバンソウ、他にはオオユレグサ タワラムギ等と呼ばれています。

地味な姿ですが、種子の形状がユニークで、ドライフラワーにして楽しむ用途の他、金運アップの縁起物にも使われるそうです。驚いたのはコバンソウの種子や鉢植えがAmazonの商品リストに載っている事で、「かわいい・・」と、隠れた人気者なのでしょう。

 

山仲春男