林の茂みを歩いていると、吸蜜に来ていたアサギマダラが2羽飛び去りました、この蝶がフジバカマに吸蜜に集まる事は良く知られているので、フジバカマの亜種の草花かとその時は思ったのですが、これはフジバカマと姿が良く似ている「ヒヨドリバナ」、日本原産キク科の多年草で、全国の林間や草原に自生する野草です。
ヒヨドリバナの名前の由来については2説あり、ヒヨドリが鳴き始める頃に開花するから、或いは開花後の花柄に出来る綿毛が、ヒヨドリの胸毛に似てるからとか。 花色は白とやや薄い紫色を帯びた白色で、頭花は筒状の小花の集合したものです。草茎は高さ1メートル余、葉にはクマリンと言う成分を含んでいるので、乾燥させると桜餅の様な甘い香りがします。 尚 桜餅の香は、大島桜と呼ばれる桜の葉を塩蔵した物が使われていて、葉に含まれる成分のクマリンに由来しています。
山仲春男
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