原種シクラメンとは、その名の通り品種改良されていない野生のシクラメンの事で、地中海に面する南ヨーロッパからアフリカ北部にかけての原産地域には、春咲き種と秋咲き種が、その地の環境に適応して合計20種弱見られるそうです。
写真の種は、秋咲き種の「へデリフォリウム」で草丈は10cm余、暑さ寒さに比較的強く、開花の時期はこれからが最盛期、葉が出て来るのは花の後。品種改良で創出された華やかな園芸種よりも、野趣が強く、楚々とした雰囲気に、見直し人気が静かに広まっているそうで、グリーンフローラルな爽やかな香りが漂っていました。
野草愛好家の、このお宅の庭先には、各種野草の一画に数株の原種シクラメンが、植わっていて、その清楚な姿がお気に入りの様で、丁寧に説明してくれました。また原種シクラメンは、国営武蔵丘陵森林公園が有名で、針葉樹林の根元で、殆どの種類の株が植わっているそうです。
山仲春男
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